車えびの販売シーズンはまもなく終了いたします。
5月14日をもって個人の販売は終了です。
これまで弊社の車えびをご購入いただいたお客の皆様方に感謝申し上げます
さて、車えびはちょうど1年サイクルで養殖の全過程を終了しますが、養殖に興味のある方もいらっしゃると思いますのでその工程をお話しましょう。
これまで出荷してきた車えびは、昨年6月に久米島の種苗センターから
車えびの卵とふ化幼生を数百万尾購入し、種苗タンクで3週間飼育した後
7月に養殖池へ放流したものでございます。
池入れ後、約4ヶ月から出荷を開始し、出荷期間は8ヶ月続けます。
海老カゴと呼ばれるトラップにさんまの切り身をいれ海老を捕獲します。
カゴの網目の大きさを調整しながら大きいえびから選抜して取上げます。
車えびの餌にはイカと魚粉が主成分。高タンパク・低カロリーですので、他の養殖魚種と比較しても非常に高価な餌といえます。
餌は小さい時期以外は1日一回夕方に与えています。
餌はとても高価なので残すともったいないし池も汚れるので残餌は潜水観察によって確認します。
沖縄県のくるまえび養殖の出荷の時期は10月から翌年の6月くらいの間に90%以上が量が販売されています。
7月から9月までの夏場の暑い時期の出荷を避けて生産が行われています。、このことは車えびが暑さに弱く、夏場の海老の取上げ時と輸送の時期にえびが痛むことから暑い時期の出荷を避けているのです。
沖縄県は日本で最大の車えびの産地ですから、沖縄の出荷がない夏場は車えびの流通量が急激に減って、市場価格は跳ね上がります。
暑い時期にロスを少なくできる取上げと出荷の技術があれば儲かるけどなあと思いながらもなかなか実践できずにいます。
こうして6月までには出荷の全工程が終了し、1ヶ月くらい池砂を入れ替えたり、壁についたフジツボやアオノリを除去したりと池の整備を行います。
その池の清掃の期間に陸上の種苗タンクでは海老の赤ちゃんを育てて、7月の
池入れに備えます。
そんな風に春夏秋冬、台風や天災を乗り越えながら車えびを育てていくわけです。
一日の失敗は一年の失敗になりますので養殖業者は毎日が緊張の連続です。
こうして大事に育てられた車えびですから、皆様に大事に味わって車えびを食べていただくことが我々の願いです。
いじょう大まかになわれ我の養殖の全工程でした。
ありがとうございました。